合気道錬身会は養神館の塩田剛三先生の高弟千田務師範の指導する団体

 今年もその日がやってきました。9月16日~18日は、錬身会合宿の日です。前日は、第五回演武大会が盛会裡に終わり、今年のテーマが「直」と示されました。

 今回の合宿は、錬身会発足から「礎」「承」「還」「明」と繋がれてきた「直」の大切さを感じさせられる内容でした。

 具体的には「手刀を合わせての前進」や、「手刀を切り下げられた時の臂力の養成二」をやる際に、「手で押しては駄目です」「腕力で持ち上げては駄目です」と、千田最高師範に指導されているのにもかかわらず、私も含め殆どの者が皆押したり持ち上げようとする様子に、「直」とは何なのか、如何に指導者の言葉に素直になれるかと云う事を問われているように感じられました。

 また実際の技では、正面打ち・肩持ち・胸持ち・肘持ち・片手持ちの一ヶ条を行いましたが、その際の注意点として、受けの親指人差し指面への力の流し方、力のコントロール・接点へ力を流すけど圧力は変えない等細かな指導説明がありました。しかし、長年稽古している有段者でも、受けに技をかける時になぜかその接触面に余分な力を足したり、捻ったり、更に強く握る・押すという動作をしてしまい、なかなかダイレクトに力を流せない事に、「直」というもう一つの面の難しさに気づかされた三日間でした。

 今回の合宿参加総勢30名の中に、女性8名・外国人7名・茶帯1名・白帯6名が居り、その日の稽古終了後には懇親会が二夜に渡って開かれ、楽しい時を過しました。

 来年も是非参加したい、そんな内容の濃い合宿でした。

 余談ですが、二日目の晩に突然、合宿の「感想」を筆者が求められ、雨が頻繁に降り、湿度が多く蒸し暑いのに、「カンソウ」なんかありませんと、おもわず口走ってしまい、レポートを書かされる羽目になりました。    (A.N四段 記)