合気道錬身会は養神館の塩田剛三先生の高弟千田務師範の指導する団体

 平成21年3月22日、台湾出張の際に約10年ぶりに高雄縣鳳山市の知人宅を訪ねた。応接間で話しをしていると、すっかり大きくなった息子さん2人の道着姿の写真が飾ってあった。「何の武道かな」と思い尋ねてみると「主人は合気道の先生でしかも理事長をしていて息子2人も稽古をしている」と奥様が話しをしてくれた。

 さらにご主人が部屋からDVDを持ち出してきて、テレビにセットし、画面に映ったのが「千田先生の達人列伝」でした。それがきっかけで話しがとんとん拍子に進み、仕事の合間を見て稽古に参加させていただくことになりました。

 3月26日(木)夜8時ごろ初級者対象の稽古を見学し、サプライズで理事長 陳 秋陽先生のご友人で居合道の先生(養和剣友会 陳 瑞昌先生)の居合演武を御見せ頂きご歓談を致しました。翌27日(金)は道場から新品の道着をお借りして白帯をしめて臨みました。合気会系の道場ではありますが、錬身会の指導員である私を歓迎してくれました。

 稽古は正面入り身、肘当て呼吸投げ、一ヶ条等を行いました。中盤に正面打ち正面入り身」投げ(二)の技を生徒と私が仕手受けを行い、陳 秋陽指導老師が解説を頂いた。

 稽古後には通訳2名(うち1名は小山さんで現在留学中)にもお世話になり、技の取り組み方、稽古方法などの意見交換も致しました。陳 秋陽指導老師いわくここの道場では楽しく稽古することを念頭において稽古しているとの事、また厳しい稽古を自身が経験してきたが、それを現在の稽古生には押し付けるようなことはしないようにしていると語っておりました。生徒さんも皆楽しんで稽古しているのが印象的でした。

最後に名入りの黒帯と袴を贈呈頂き、また朱色の横断幕まで用意していただき本当に合気道を通じての仲間の素晴らしさを体感しておりました。これをきっかけに今後も台湾の陳先生の道場と、交流を続けていけるように日々精進したいです。

指導部 金澤 秀則

台湾道場看板  台湾集合写真3 台湾集合写真2 台湾集合写真1 台湾稽古風景1 台湾居合演武