合気道錬身会は養神館の塩田剛三先生の高弟千田務師範の指導する団体

9月15日で第二期専修生(短期)の募集締め切りとなります。
まだ迷っている方、専修生になってどんな稽古をするのか、
どんな力が身につくのか、以下の体験談をご参考にしてください。

 「理合どおりに体を動かせるようにすることが合気道の修行である」「一つ一つの技をどう効かすかではなく、その根本に存在する理合を身につけることが重要だ」僕の心をつかんで離さない、塩田剛三先生の言葉です。この「理合」とは何なのか。探し求めて辿り着いたのが錬身会でした。そしてこの道場の門をたたいたのです。
 専修生の稽古では、技のかけ方だけではなく正しい受けの取り方を学びます。そして、理にかなった技の仕組みをお互いが理解できるようになっているのです。そうやって、協力して理合を学ぶことにより、ほかの専修生たちと切磋琢磨し、共に成長していくことができました。そしてこの仲間たちとの間に心の絆も生まれました。
 また、指導員資格を取得するために、基本的な技の指導法も学びます。相手にわかりやすい指導方法を考えることで、技のなかで特に強調するべき部分を整理したり、自分自身あいまいになっていた点を再確認したりすることができ、とても勉強になりました。さらに、指導法を学んでいく中で、自分の態度や話し方の癖など、自らのさまざまな欠点に気付かされる機会が多かったということも特筆すべきことです。そういった意味では、ここで学んだことは日ごろの生活にも生かされていると思います。
 「理合」を探究したことによって習得したものは、技術だけではありません。人とのつながりを感じるとともに、人間としての深みとはどういうものかを知ることができたと思います。自分の人生においてかけがえのない財産となった11ヶ月間でした。

指導員(第一期専修生卒業) 武田 伸哲